「死にたい」って言われたら
もしも大切な人が「死にたい」と言ったら…
それをどう受け止めて、
どう考えて、
なんと言ったら良いのでしょうか。
私の結論は、
「うん、大丈夫。死んでもいいよ。」
です。
"本当に大切な人"限定です。
昔、癌で幼い子供3人を残して亡くなった友人が言っていました。
動けなくなっていく中で、子供を幼稚園に見送る時、
これが最後かもしれない、と思うんだと。
日常のすべての瞬間でそれを思うんだと…
今、一見元気な人でも、一寸先は何も保障されていないし、どうなるかもわからない。
だから、貴方も今がどれだけ幸せか知って過ごしたほうがいい…
そんな彼女も、最後が近づくと、
「みんな子供を残していくのがさぞかし無念でしょうと言う。
だけど痛みは容赦なくて、痛くて痛くてどうしようもなくて、子供なんか考えてられないし、そんな時に言われると、子供なんかどうでも良いからなんとかしろって思っちゃうんだよ。」
と、泣きながら笑っていました。
友人は、生きる覚悟と死ぬ覚悟、生き様と死に様を見事に見せてくれました。
他にも、生死に関して考えるきっかけをくれる出来事があり、"死ぬ"と言うことをリアルに考える時間がありました。
自分が死ぬ、ということを考えることはいつでも、いかに生きるかと言うことにたどり着きます。
漠然と、生きること=死ぬこと、なんだなと感じるようになりました。
死ぬってことは、会いたい時に会えなくなるってことで、それはとても寂しいことだと思います。
自分が死んだとしても、大切な人が死んだとしても、きっと"会いたい"と思うだろう…
だけど、それが大切な人の出来事なら、私はそれを受け止めて生きる人でありたいと強く思います。
自分の心の中には、もちろんエゴが渦巻きますが、それは自分の気持ちであって、大切な人の気持ちではないから…
会いたくて泣く日もあるかもしれない。
それでも生きようと思えます。
だから、もし大切な人が「死にたい」と本当に思うのならば、
死んでも大丈夫
大切な人がどんなんでも、生きてても死んでも、大切なままです。
だから、安心して生きて、死んで欲しいって思っています。