兵庫県養父市に十二所大明神がある話
兵庫県養父市に滞在した際、ご近所の明神様に連れて行って貰いました。
十二所大明神!
一の鳥居です
滞在したところの住所も十二所でした。←ここ大事
十二所神社って、各地にあるよなーとおもいながらも、十二所と言う地名が由緒あるものでその由来も伝わっていると言うことでしたから、たまたまの一致かなと思っていました。
二の鳥居には、軽部一宮 十二所大明神とあります。
ここから先は、昭和時代にタイムスリップした様な感覚に陥ります。
なんと言いますか、あったかい感じがしました。
神社には、仏像が入っている様です。
神仏が一緒だった頃の名残でしょうかね。
この辺りには昔、今より沢山のお寺があったそうなので、神仏が分離する前は、ここにもあったのかも知れませんね。
養父神社にも有りましたが、十二所大明神にもお相撲の土俵があります!
土俵を維持するのはなかなか大変なので、こうして荒れずに有るのは手入れをしているのだろうなーと思いました。
十二所大明神の脇道を山の上の方目指してお散歩しました。
清流が!
ここには沢蟹がいるそうです。
ところで、十二所神社の十二所には2つの意味合いがあります。
1つは山の神を祀るものです。
もう1つは、十二所権現社などと呼ばれる熊野三山の神(熊野権現)を勧請して祀ったものです。
養父市は、本当に四方を山に囲まれた山岳地帯です。
港町育ちの私には始めての雰囲気でしたが、本当に四六時中山に守られている様な気持ちになります。
山の神を祀るのは、当然のことかも知れないと言う気になります。
因みに十二所大明神の由緒や建立年などは不明で、祭祀は地元の神様となっている様です。
またまた因みにですが、十二所神社の祭祀は
伊弉冊神(イザナミ)
速玉男命(ハヤタマノオ)
事解男命(コトサカノオ)
家津御子命
天忍穂耳命
彦火々瓊々杵尊(ヒコホホニニギ)
彦火々出見尊(ヒコホホデミ)
木花咲耶姫命(コノハナサクヤビメ)
大巳貴命(オオナムチ)
大山咋命(オオヤマクイ)
となっています。12!
歴史がありすぎて、今となっては想像するしかありませんが、熊野三山の神を勧請したから住所が十二所になったのか、たまたま十二所と言う地名があって神社が出来たのかわかりませんが、"十二所に十二所大明神がある"と言うところが、ロマンなんだなーと受け取りました!
帰りがけに振り向いたら、神社の角に石灯籠?がありました。
これはわりと新しく見えます。
ちゃんと愛され続けているんだなー!!
養父市十二所、素敵な住所に見えてきました。