離婚したら愛せた話
今日は、私のとーってもプライベートなお話しです。
ちょっと共感されにくい離婚の話になるかと思いますので、嫌な予感がする方はお戻りください( ˙灬˙ )
私、少し前に、約21年間の結婚生活を解消し、だいぶ久しぶりに独身になりました。
始まりは、いわゆる出来ちゃった結婚でした。
私は結婚など全く考えていませんでした。
それは相手に対しては…という事も含み!笑
自分が子供すぎだし、体弱いし、やりたい事の途中だし…
言い出せばキリのない、浮き足立った人間でした。
しかし、意外な事に、その後旦那になった彼は、子供が出来たなら、協力して育てないと難しいだろう…と、私の家族を説得しました。
健康に自信もなく、実は出産や育児のプランも持っていなかった私は、楽な道を選ぶが如く、流れに身を任せたのでした。
両方の家族の反対に会うかと思いきや、驚くほどスムーズに、なんの実感もないまま結婚しました。
今思えば、私の結婚は、プロポーズ無しでした。笑
私たちの結婚は、家族会議で決まったのです。
そこには、子供をまともに育てましょうという約束を共にした、同志のような信頼が生まれました。
結論から言うと、私は離婚するまでの間に、信頼する同志以上の感情は、どの部分をとっても生まれませんでした。
だからでしょうか…逆に、大概の事は、なーんにも気になりませんでした。
何か不満を感じたとしても、そこを追求したり、改善したいというエネルギーは持ち合わせませんでした。
いざ子供が大きくなり、そろそろこの子育て同盟みたいなものに終わりが来たのでは?と言う空気になった時、「ここまできたら、年金とかそう言うのもあるし、別にずっとこのままでいいのでは?」と言う意見もありました。
正直、それでもいける気もする…と言うくらい、私は夫婦関係について"どうでもいい"と思いました。
そしてそれこそが動機となって、離婚しようと心が決まりました。
20年もの間、自分の脳みそで考えてこなかったんですよね。
なんのしがらみもなく、打算もなく、どうしたいのかなと考えた時、これまでどうしようも無いくらい周囲に支えられて、好き勝手に"母親"やらせてもらって来たのだから、ここらできちんと自分の足で立ちたい!!と思ったんです。
いざ、一歩を踏み出すと、私の決意がじんわりと周囲に伝わったかのように、離婚も、その後の今現在もまた違った立場になって私を支え続けてくれています。
穏やかすぎるくらいに、甘やかされすぎるくらいに、今に至っています。
きちんと離婚の手続きをした日、心の底から何かが湧き上がってきて、なんとも言えない気持ちになりました。
喜怒哀楽だけでなく、その間にある微妙で繊細なものが全部一気にきた感じ!
そして追いかけるように、元主人に対する確かな愛情が溢れ出しました。
それは、男女の間にあるものではなくて、親族に対するものだけど、確かに愛です。
結婚していた時間も、私は幸せだったけど、離婚した今、本当に完璧に満たされた!と感じます。
感謝しかない、本当にそれに尽きます。
綺麗事に聞こえない事を切望します。
大変だった事も、間違いだったかもしれない決断も、今は全て身を結んで弾けて、また種になってどこかに飛び散りました。
せっかく今の私になれたので、自分を大切にしようって決めてます。
毎日私らしく、ぶっちゃけてはっちゃけて、でも丁寧に暮らしていきたいと思います。
ただ、そう言う事がありました…と言うだけのお話でした。笑