病は気から…かもしれないね
あなたにとって健康な状態ってどんな時ですか?
そう聞かれたら、なんて答えますか?
私は、食べるのも出すのも順調で、さしたる悩みも無いことかなー、と思います。
"健康"って、体はもちろんのこと、心も同じく平穏無事でなければ成り立たない。
まさに、心身ともに揃ってまるっと順調なことだろうと感じています。
なので、心が痛んだ結果、身体に症状が出ることもあるでしょうし、身体が病になった結果、心に影響することもあるだろうと思うんです。
お腹が痛い、下痢をしている。そんな時、昔はよく下痢を止めて脱水を防ぐことを優先させたりすることもありました。
現在では、下痢には原因菌を出す役割をしていたり、他の臓器に効率よく活動してもらうために内容物を減らしていたりするから、むやみに薬で止めない方が多いです。
これに、心の面も追加して考えてみると、もしかしたらストレスやそれによる怒りによって腹痛が起こっていたりするかもしれないとも思います。
風邪を引くと、早く治してしまいたいという思いにかられ、ついつい原因など考えもせずに直ぐに薬を飲み、表に出ている症状を止めてしまいます。
しかしそれでは、根本からは治せていないというわけです。
熱が出て、鼻水が出て、咳が出て、喉が腫れて、下痢をして…
心や身体が、ゆっくりしたいと訴えているとしたら?
お腹が、怒りを放出したいと訴え、
口が、言葉を発するのを休めと訴えているのだとしたら?
命に別状ない不調であれば、1度食べるのを休み、喋るのを休み、目を閉じるという事が、必要なことかもしれません。
もっと言えば、発している言葉に問題はないか?
食べているものを見直す必要はないか?
いい音を聞いているか?
ちゃんと物事を見られているか?
そんな、日々の些細な一つ一つが自分の健康を作っていると理解して生きているか?
自分の身体に、ちゃんと耳を傾けているか?
そんなふうに考えると、病気=悪!!
身体から出て行きやがれー!!と言う考え方は、恐ろしく低俗に思えてきます。
もしも不調や病気になったなら、今こそ自分と向き合う時です。
自分の心に従って生きているか?
心に反する言葉を吐いていないか?
自分の為の食事をしているか?
身体を喜ばせているか?
心をワクワクさせているか?
それらが出来ているならば、病名など、なんの意味があるでしょうか?
病気だって、自分の一部です。
心や身体の使い方を間違えても、必死に従い、時に間違いを知らせてくれる自分自身に、感謝する時間を与えてくれている!!
そう言えば、盲導犬の訓練は従順に従うことを徹底的にやった後、最後の最後には、
"従わない"訓練をします。
パートナーの身に危険が及ぶとわかっている時には、どんなに指示されても"NO"を貫くんです。
これが出来ないと、盲導犬の資質無しとなります。
私たちの身体は、日々心身の指令に従いながらも必要な時に上手いことストップをかけてくれる高機能なんですね!
盲導犬も、私の心身もありがとう!!
質のいい毎日を過ごしたいと思いますから、改めて、自分に興味を持って丁寧に生きたいと思います。